日産 ノート
- コントラバス *1
- 人間 *3
二人掛けのほうの後部座席を倒せばかなり余裕を持って載せられます。
改めて、皆さんこんにちは!㐂五亭という Fediverse インスタンスを運営している木野どど松です。
こちらは、㐂五亭やどど松に関する投稿を行うどど松アドベントカレンダー略して「どどベントカレンダー 」の最終日、25 日目の投稿として書かせていただいています。主催のかのこさんや参加していただいたみなさま、楽しい一ヶ月間を本当にありがとうございました!
せっかくいただいた最終枠なので、㐂五亭はどのような経緯で建てられて、どのような運営をしているのか?を語っていこうかと思います。技術的な話は一切ありませんが、よろしければどうぞです。
さて、これらのお話をするにあたり、Twitter と、そこから派生したコミュニティで孤立し始めたわたし … という突然の自分語りからさせてください。Twitter での「木野どど松」はこういう感じの人間です。でした。
なんかこう… よく見かけるイキりアカウントです。Twitter の 140 文字という制約が、いかに露悪的で、印象に残る苛烈なツイートをするか… のチキンレースとなり、それがいつしか日常的な言動にも反映されていきました。
Twitter は、もともと同人活動を行う知人と繋がるために使用していましたが 14 年も続けていると、フォロワーのほとんどが「リア友」になります。こうした言動を繰り返す「木野どど松」はあらゆるコミュニティで「悪い人ではないんだけど … 」のいわゆる「面倒くさい人」の立ち位置を確立していきました。
わたしは、この自身の状況をよく「酒を飲む友人はいるが茶を飲む友人がいない」と表現しています。
酒が入り気が大きくなった状態で、内輪の話で盛り上がったり愚痴を言い合う場には誘うかもしれない … しかしお茶を飲みながら趣味の話を楽しんだり、大切な冠婚葬祭の場には呼びたくない …
幼稚なわたしの性格や言動は、歳を重ねた分の社会性を形成し、人生のステージを進んでいくようなコミュニティには適しません。いつまでも二十代の頃の全能感を引きずったままの人間は、いつの間にか周囲の「おとな」たちから一線を引かれていきました。
それを、この歳にしてようやく自覚し、理解し、情けなく、寂しく、つらくなっていました(そんな人間を、未だに楽団へ置いてくれるみなさんや、付き合ってくれる友人たちには、本当に感謝しかありません)。
Fediverse ではこうした Twitter の二の舞を避けるべく、できる限り口調と話の内容に気をつけたいと、最初は考えていました。
ある程度ホーム TL が構築され、見知ったフォロワーが多くなると、徐々に化けの皮が剥がれていきます。いつもの上から目線の言動となり、「内輪感」に甘えて地が出始める … あるとき、Fediverse のフォロワーさんを浅はかな行動で傷つけてしまい、その素直な感情を吐露されて気付きます。「わたしは、いつもの自分本位な人間に戻ってやいないか」と。
普通は逆だろうというところなのですが、どうにも他人の決めた汎用的なインスタンスルールでは甘えてしまう。三十数年ほど自分を甘やかし続けて培われた自我です。矯正するには、もっと自罰的でないと無理なのかもしれない。
「自分を縛るためのルールに特化した、自分のためのコミュニティが必要だ」、そう感じました。
そうして Fediverse 自インスタンス建立の機運が高まった頃、ソフトを Mastodon と Misskey どちらにするか悩んでいました。Mastodon では大好きなカスタム絵文字リアクションを使えない( fedibird さんなど絵文字対応の魔改造フォークもありますが)ので、ナレッジやドキュメントはまだ少ないがやはり Misskey か… とひとまずドメインを取得します。
Misskey 系ドメインの流行りに乗って、ddoskey.com。まるで DDoS を奨励するような名前に、一度契約した VPS が止められました。然もありなん。
しかし二月頃に Calckey という刺客と出会います。洗練された Web UI/UX やスッキリと整理された機能群が「ひと呼吸おいた穏やかで整った文章の練習をしたい」というインスタンス建立の動機にドンピシャでハマりました。これにしよう…!
ドメイン名の key が Calckey 由来ということになり完全なる DDoS 推奨サーバーと化しました。
そのような経緯から Calckey(現在はソフト名称が変わり Firefish )のどどすきーこと「㐂五亭」は生まれました。
最初に決めたルールは「下ネタの禁止」。何よりも先にそれが決まるあたり、自身の言動によほどの焦りがあったことがわかります。
多少の下品なジョークは、コンセンサスの取れたコミュニティにおいては、面白おかしく盛り上がれます。2ch・ふたば・ニコニコ動画 … などなどインターネットの悪ノリとミームにどっぷり浸かってきたわたしも多分に洩れず。
しかしこれが日常的に、対面の相手に耐性があるかもわからない状況で、ポロッと出てしまうのはあまりに社会性が無さすぎる、と言うかもはや「症状」です。一刻も早く治さなくては。
こうした話題で盛り上がって良い場でだけ盛り上がる。そうではない場で品のない発言をしない。この切り分けすらインスタンス立ち上げ当初はとても難しく、衝動的に何度も「誤爆」をしかけてはヒヤリとしたのを覚えています。
最初はおひとり様から … と思っていましたが秒で BOT 以外の人の温もりを求め、わずか数日で負荷テストを装い友人らを招待し始めます。㐂五亭はいわゆる「身内インスタンス」として、スタートしました。
とは言え、テストをしたかったのはわりと事実で、友人たちにはある程度のフォローインポートをお願いしていました。おかげさまで、メモリ 2GB でもかなり安定稼動することが判明し、本格的にユーザー登録開放の準備を始めます。気心の知れた仲間との交流は楽しいものですが、その「内輪」の空気に甘えていては元の木阿弥です。
人とはなかなか多面的な生き物で、ある面では「社会的弱者」や「少数派」で日常や社会の課題と直面する自分がいて、またある面ではゲームや漫画を好み二次元を語る「オタク」な自分もいる。「勤め人」としてうまくいかない仕事の悩みをこぼしたい日だってあるし、誰かの「親」だったり「子」だったりする立場もある …
そうしたあらゆる人間性を綴ったうえで、それでも受け入れてもらえる場所、つまり「自分にとって大切なコミュニティ」を、自分の手で一から作りたい。「自分にとってどうでもいいコミュニティ」や「自分が抜けたところで存続するコミュニティ」では、「木野どど松のよくないところ」を矯正する動機が無いからです。その程度でモチベーションを失ってしまうほど「三十路を超えた子供」は自分に甘いのです…
㐂五亭のユーザー登録は、実はそうした非常に個人的な目的から開放されました。
ローカル TL が有効なインスタンスで、どのようなユーザーが集まるか?の入り口はインスタンスルールです。利用規約を作るにあたり、最も参考にさせていただいたのが Calckey.jp さんと皆尽村さんでした。
Calckey.jp さんの Namekuji さんがご自身の言葉で丁寧に綴ったであろう利用規約と、そこから生まれる社会的課題への関心の高さ、マイノリティへ寄り添う優しさは、心の傷に沁み渡るような安心感があり感銘を受けました。
逆に皆尽村さんは、利用規約自体は Calckey.jp さんと正反対に強い独裁色があります。しかし実際には、夜坂村長の明るい人柄と、人を惹きつける話題の広さや面白さ、集まった「オタク」さんたちの推し語りで、いつでも和気藹々とした楽しさがあります。
Calckey.jp さんのように、社会問題へのアンテナ感度の高い雰囲気を作りたい。そのためには、政治や宗教やポリシーの話を禁止したくはないし、できるだけ隠さず、オープンに話して良いことにしたい。
皆尽村さんのように、カジュアルで楽しく盛り上がれる雰囲気も作りたい。そのためには、多少独裁的であっても、きっちりと禁止事項を示し、管理人であるわたしの一言で管理しやすい規約にしたい。
ふわっと登録開放はしたものの、その辺りの考えがなかなかまとまらずにいました。ざっくりと「下ネタ禁止」と「差別禁止」だけを仮決めした状態で、少しずつ登録ユーザーさんが増えていきます。インスタンスルールが「ルール」の体をなすまで、既存ユーザーのみなさんには、かなり「よしなに」やっていただきました …
登録者数が 30 人前後・オンライン人数が常時 3〜5 人、となった頃から、ユーザーへ実際に指摘を行うモデレーションの必要性が出てきました。
特にホーム TL しか閲覧しないユーザーと、ローカルやソーシャル TL も閲覧するユーザーとの間では、見ている景色に大きなギャップがあります。
ホーム TL のみのユーザーさんが何かに落ち込んだり傷ついたりして「自虐」や「愚痴(≒怒り)」を投稿したところ、同じ属性を持つローカル・ソーシャル TL のユーザーさんが酷く傷ついてしまうようなことが多発し始めました。しかし、そのように指摘すると、今度は「ようやっと吐き出せた苦しい思いを指摘・拒否された」側を傷つけてしまう…
できる限り一人ずつへ応えるような運営を行いたいと考えていましたが、わりと早々に「八方美人運営」の困難さに直面します。組織論のようですが、「全員への全肯定」だけでは、人と人とが共存する場、を作ることはできないことを悟りました。
自分にとっても、ユーザーにとっても指針となる、きちんとした利用規約が必要だ … と、みなさんの善性に甘えていましたが、ここでようやく火がつきます。
この頃、にゃごさんたちが運営する Discord サーバーをご紹介いただきました。Misskey サーバーを運営する管理人たちが、トラブルシューティングなどを交換し合うところで、(㐂五亭は Firefish なのですが)参考になる情報が多くいつもお世話になっています。
ここで、これまでの法的な判例や知見を盛り込んだ利用規約を研究し、SNS 上のトラブルを避けられるようにしようという趣旨で「利用規約の雛形」が作成されました。これが大変素晴らしく、㐂五亭の利用規約これでいいじゃん!そのままお借りします!…… と、最初は思いました。
雛形をお借りして少し書き直しいざ公開、というところで、ふと初心に立ち返ります。
なぜ登録開放したインスタンスを運営するのか?
自分を縛るためのルールに特化した、自分のためのコミュニティが必要だったからではないのか…?
トラブルを避けるため、またユーザーを守るために、きちんとした利用規約は必要です。しかし、わたしの本来の目的のためには、それとは別の、自分の言葉で記した、自分が「こういう人間でありたい」と思えるような行動規範を用意すべきである、と思い直したのです。
そうして更に数日悩んで完成したのが、みなさんに一番最初に読んでいただく、㐂五亭のルールです。
「免責事項」や「禁止事項」は、利用規約の内容を簡単にしたものですが、「はじめに」と「気をつけてほしいこと」は、あくまでわたし自身が「こういう行動をできる大人になりたい」という思いで記載しました。
特に言葉選びへの言及は、ある意味ではトーン・ポリシング的であり、主観による判断の余地が大きく増えます。単なる「言葉狩り」にならないよう注意が必要ですし、独裁の色も濃くなるため、この項目を入れるかどうかは最後まで悩みました。
最終的にはわたし自身の「穏やかで、ワードチョイスの優しい人間になりたい」という目的のため、要は「自分の言動を縛るために必要なルール」として入れることとしました。このルールを最も守らなくてはならないのは、誰よりもわたし自身なのです。
一方で、法的根拠に基づいた判断を必要とする、万が一のときのために、利用規約+プライバシーポリシーも整備しました。こちらは前述した、にゃごさんたち作成の利用規約の雛形をお借りしています。
この二本立てで、㐂五亭はようやく「汎用インスタンス」としてのスタートを切ります。
モデレーターが複数人いるような大きいサーバーではないので、やはり最終的にはわたし一人の主観でのジャッジとなります。また、かなり独善的な目的から建てられたインスタンスである以上、「わたし自身が過ごしやすく、ここにいたいと思えるローカル TL かどうか」という基準が第一で、やはり独裁は免れません。
今のところ多くのユーザーさんは、頻度の高いちょこちょことした「指摘」に従っていただいています。自主的に投稿を削除していただいたり、言葉選びを直していただいたり… きっと思うところもあるだろうに、それらを飲み込んで、快くご協力をいただき、いつも本当に感謝しています。
逆に、利用規約の改定やモデレーションによって、静かにアカウントを削除したり来なくなってしまった方も、何人もいます。直接「個人を責めるような規約改定だ」と指摘をいただいたり「自分は苦しめられて怒っているのに、口を塞ぐのか」と反論を受けたこともあり、それらが「正論」であるとわたしも感じる以上、ルールの適用はいつでも非常に悩ましいところです…
ただ「よしなに」で立ち行かなくなってきた頃に覚悟を決めたことですが、ひとつのコミュニティは、所属するすべての人にとっての完全な「理想郷」とはなりえません。管理者が「誰からも嫌われたくない」と日和った態度を取ると、その他のユーザーさんの善意や良心に寄りかかることとなります。
は、モデレーターとしてルールを運用する際に、気を付けているところです。
今後はできなくなりそう&もう少しやりようはあるだろうなあ … と思いつつカスタム絵文字リアクションについても注意して眺めています。
具体的には、ローカル TL を眺めて、㐂五亭ユーザーの投稿へ人を傷つけるようなリアクションがついていないか?の確認。次に、グローバル TL などをざっと眺めて、㐂五亭ユーザーが人を傷つけるようなリアクションをつけていないか?の確認です。
これは、㐂五亭のユーザーさんがそのような人々であると考えているのではなく、わたし自身がインストールしたカスタム絵文字が想定外の文脈で利用しやすいものになっていないか?の確認の意味です。特に日本語のカスタム絵文字については(現状、怪しいと感じているものも複数あるので)注視しています。
そこまでするくらいなら、初めからカスタム絵文字を入れなければ良いかもしれません。しかし、リアクションは文脈ですから、デフォルトで存在している Unicode 絵文字ですら加害目的で使おうと思えば使えてしまいます。今のところは「㐂五亭のユーザーさんがそうした投稿や返信をしないこと」を信じているように、「そうしたカスタム絵文字の使い方をしないこと」を信じることにしています。
わたし自身は Misskey・Firefish 系のカスタム絵文字によって、コミュニケーションのハードルを下げてもらえた、コミュニティの居心地が良くなった、何より楽しい、という気持ちがありますので、諸刃の剣ではありますが、㐂五亭はカスタム絵文字をたくさん揃えています。
基本的には、運用してみて、駄目なら改める … の方針です。
モデレーターには、ルール違反の取り締まり役、の側面がある一方で、コミュニティの方向性をチューニングする、いわば「コミュニティリーダー」の側面があります。
リーダーがネガティブなワードで、他人の悪口や愚痴などに終始していては、そのコミュニティは健全な方向性を失います。リーダーは、あくまでポジティブに、なにかへ言及する際には言葉選びを前向きに、カスタム絵文字や感嘆符を駆使して、元気な投稿を心がけています(これは、いつもお世話になっているねむだる豆腐さんの投稿や言葉遣いにとても学ぶところがあり、とても感謝しております)。
㐂五亭が禁止していない、いわゆる「真面目な話」も、話題としてはネガティブになりがちです。「政治の話」や「差別の話」は、それらに問題や課題がないときは、ほとんど話題へ上りません。話題になるときは、誰かの「怒り」「悲しみ」「苦しみ」などの体験や感情から生まれた批判であることが多く、それらは当事者にとってまさに命がけのものであり、「お行儀の良い言葉」を選んでいる場合ではないのです。
ただ、これらの言葉は、万が一ユーザー同士でぶつかり合った際には、コミュニティの致命的な瓦解を招きます。こうした話題を取り扱う際に、どのような言葉をチョイスして、建設的な方向へ誘導していくか。あるいは、誰かの負の感情を肯定するのに、どのように表現すれば、これらが「一部の感情的な人」のものではなく、社会や制度的な課題であることを発信できるか…
リーダーとして、これを常に意識して考えるようになったことは、わたしが目的とする「よくない木野どど松の矯正」にも有効でした(まだ大変未熟なところではありますが)。かの有名な
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
のようですが、自分の取り扱う言葉を慎重に選んでいると、少しずつですが、徐々に感情の波が落ち着いてきました。頭へ浮かんだ突発的な「怒り」を、ひと呼吸置いて、宥めてから丁寧に書き出す。今のところ、コミュニティリーダーとしての振る舞いは、普段の衝動的な言動をおさえるための訓練ともなっています。
お恥ずかしい話ですが、自分で制定したルールで運営しながら、これまでに何度も失敗、失言、間違いを繰り返しています。
㐂五亭、あるいは他インスタンスのユーザーさんからの指摘で、投稿やカスタム絵文字を削除したことが何度もあります。規範となる存在でいられれば良いのですが、なかなかそうはなりません。と、言うかそれが出来るような人格者であれば、そもそもこの㐂五亭は建っていないのです…
人が「失敗」するとき、それが純度 100% の悪意によることはほとんど無く、大抵は想像力が不足していたり、単に知らなかったり、人によっては発達障碍などの特性由来であったり… するかもしれません。SNS は、そうした人の「失敗」に大変厳しいところです。なぜならその匿名性の高さから「悪意」を持って、「失敗」ではない加害行為にのぞむ人も多いからです。
㐂五亭では、そうした「悪意」と「失敗」をできる限り切り離し、本人が今後への学びとした「失敗」に関しては、何度でもやり直しができるように、と考えています。
㐂五亭のルールで書いた「はじめに」は、対人コミュニケーションにおけるこうした思いを込めています。半分以上は、自分のための「祈り」のようなものです。
こうして、自分ルールで自分を縛り、「よくない木野どど松」から脱却する作戦は、まだまだ途上ではありますが少しだけ、効果が出てきたように思います。Fediverse だけでなく、Twitter を経由した人間関係でも、一年前の木野どど松よりは、人の心に敏感になり、言葉に慎重になり、前向きになれたのではないかと思っています。
何より、㐂五亭の皆さんや、Fediverse だからこそ実現する他インスタンスの皆さんとの会話は、本当に楽しく、毎日笑って過ごすことができました。
僕と向き合ってくれる皆さまに、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!来年も㐂五亭をよろしくお願いします!
こんにちはー!木野どど松です。
こちらはねむだる豆腐音楽会 Advent Calendar 2023 の 21 日目の記事となります。当初はヨルシカなどをドーンと貼って聞いてー!とやろうとしていたのですが、皆さんの紹介曲や記事が想像以上に良くて …… 前夜から慌てて書き直しております。
書き直すにあたり何を題材にするか悩んだのですが、時間も無いですし やはり長年親しんだジャンルである「南米音楽」を、少しだけご紹介してみようかと思います。
イメージとしてはこう …
そう、こういう感じです(いらすとやさんってこんな素材もあるのか… )。
自分は学生時代から南米の民俗音楽を演奏しており、これらは日本では一般的に「フォルクローレ(Folklore)」と呼ばれています。
しかし「フォルクローレ」の本来の語義としては「民間伝承」や、学問ジャンルとしての「民俗学」です。民族誌学・人類誌学 … いわゆる民族学のことはふつう、エスノグラフィー(Ethnography)と呼称しますから、巷でよく見かける「フォルクローレ=アンデスの民族音楽」といった書き方は、誤りではないか… と個人的には考えています。何より、南米はアンデス地域だけではないですしね …
そういうわけでこの記事では、自分が演奏してきた南米音楽を、括弧つきの「フォルクローレ」あるいは「民俗音楽」と記載していきます。
この界隈はこじれると面倒くさいので保身の意味でも
さて、「フォルクローレ」や「南米の民俗音楽」と聞くと、一番最初に思い浮かぶのは、やはりこれではないでしょうか?
1970 年にサイモンとガーファンクルが発表した、邦題『コンドルは飛んでいく』です(この音源は恐らく 1970 年版ではありませんが)。この曲、実はサイモンとガーファンクルのオリジナルではなく、1917 年にペルーのダニエル・アロミア・ロブレスによって、スペイン風オペレッタの一部として作曲されたものです。
南米の特定地域の音楽ジャンルを「フォルクローレ」と呼ぶ傾向は、1950 年代のアルゼンチンやチリを中心に、民族アイデンティティの形成を目的として始まります。このワードが、何十年かして、この『コンドルは飛んでいく』の世界的なヒットと共に「素朴な笛や弦楽器で奏でる癒し系ミュージック」のイメージで、日本へ入りました。そのため、いま多くの日本人が「南米音楽」と聞いて思い浮かべるものは、「ヨーロッパやアルゼンチン市場を経由してきた "アンデス音楽" の特にムードミュージック的な部分」という、なんだか大変限定されたものになっています。
南米音楽のイメージがそれだけ、なのはやっぱり勿体ないな~~~というファンとしての思いがあり、「コンドル」以外の個人的に好きな音楽をいくつかピックアップさせてください。
ボリビアでムシカ・アウトクトナ(Música Autóctona)と呼ばれる、主に田舎の農村地帯で奏でられる音楽からご紹介します。
上記は、タルカ(Tarka)という木の楽器で演奏されるタルケアーダです。主に雨乞いの儀式・祭りなどで演奏されます。続いて、同じような農村音楽でもうひとつ。
こちらはモセニャーダです。タルケアーダと同様、モセーニョ(Moseño)という楽器を複数人で吹きながら練り歩きます。タルケアーダは乾季の音楽、モセニャーダは雨季の音楽です( … のはず。間違えていたら誰かこっそり教えて)。
これらの不思議な和音、聴いていて楽しいか?と言われると、最初は「お … おう… 」という感想だと思います。リスニングミュージックとしてはおすすめしづらいのですが、わたしは実際に演奏して以来とりこになってしまい、どうしてもご紹介したかったのです…
タルカやモセーニョはとにかく肺活量が必要な楽器で、吹き続けているとそれなりに酸欠 … 正確には過呼吸、でくらくらします。その状態で、複数人でこの独特のリズムで演奏しながら歩いていくと、なんだかふわふわとしてきて、この音とリズムがとても気持ち良く体へ響いてきます。これが演奏される地域はもっと標高が高く、酸素が薄いはずですから、更に酩酊できるのでしょう。
「同じ土地の人々同士で、きっとこうして心を寄せ合ってきたのだろうな … 」と想像ができる、聴けば聴くほど味わい深い音楽です。
先にご紹介したものよりは、もうちょっと親しみやすいタルカの音色を小休止として。
こちらはカチャンパ(Kachampa)と呼ばれるペルーの伝統的な踊りのリズム、曲です(と、これを一緒に演奏したときは聞いた)。カチャンパはあまり詳しくないのですが 0:56 あたりからのパートで、上記で紹介したタルカを吹いた記憶があるので挙げてみました。
アウトクトナと比較分類するのであれば、ムシカ・クリオーリャ(Música Criolla)になるでしょうか。クリオーリャ(原形は男性形クリオーリョ)とは、中南米で生まれたスペイン系の人々を指す言葉です。アウトクトナに比べると「都会的」と言うのが正しいのかわかりませんが… かつての宗主国であるスペインの色が、あるていど濃い音楽です。
上記はボリビアのエストゥディアンティーナで、管弦楽団形式の音楽です。タルケアーダやモセニャーダと比べると、非常に「ヨーロッパ的」な雰囲気があります。
エストゥディアンティーナは、もともとはスペインの学生集団が演奏していた音楽で、それらが中南米へ入り現地の音楽と結びつきました。そのため楽器編成も、バイオリンやチェロ、マンドリンといった西洋楽器に、ケーナやサンポーニャ、チャランゴなどの南米楽器を加えたものになっています。
自分は大学を出た後は、もっぱらエストゥディアンティーナを演奏していました。コロナ禍以前は、ダンスパーティや式典など、かしこまった場へ呼ばれて演奏することが多かったですね。
ボリビアばかり貼っていて怒られそうなので、チョロっとベネズエラのエストゥディアンティーナもご紹介しておきます。ベネズエラと言えば、有名な楽器はマラカスです。上記のエストゥディアンティーナも、マラカスやシェイカーなどが入った、軽快でキレの良いベネズエラ・ポルカに仕上がっています。
エストゥディアンティーナの採譜は西洋音楽の形式で行われているため、日本人同士で譜面どおりに演奏すると、最初は妙にカッチリとした西洋オーケストラ風の音楽に仕上がります。しかし演奏回数を重ね中南米音楽を聴きこむうちに、譜面上へ表れない(表せない)中南米音楽の独特のリズム感やお作法 … そうしたグルーヴが生まれてきて、それがとても面白いのです。
ボリビアばかりやな… という感じですみません。そうです、南米と書いておいてボリビアばかりです。好きなので …
ポトシはボリビア南部の地名です。標高は約 4,000m で、セロ・リコ山を中心とした南米最大の銀山、ポトシ銀山があります。スペイン統治時代には、鉱山採掘の人手として、多くの先住民族やアフリカ人たちが強制労働に従事させられた、「負の世界遺産」としても有名な地です。
と、ややネガティブな紹介から入りましたが、このポトシ・スタイルのチャランゴ奏者であるアルベルト・アルテアガの演奏を聴いてみてください。
これまでの中では最も「牧歌的」な雰囲気なのではないでしょうか。
奏でられている楽器はチャランゴと言います(あと、ベースラインのためのクラシックギター)。現在、演奏されるチャランゴは、ほとんどはナイロン弦が張ってあるのですが、こちらは鉄弦です。奏法もナイロン弦のチャランゴとは少し違い、メロディラインと伴奏を同時に弾きます。因みにわたしは、この奏法に何度かチャレンジして早々に挫折しました。難しすぎるって。
鉄弦特有のキラキラとした音に、ワイニョ(Huayño・Wayno … スペイン語が入る前からあるリズムなので、正確なスペイン語表記がありません)という先住民の土着のリズム。明るい曲調ですが、ポトシの辿った歴史を思いながら聴くと、なんだか堪らない気持ちになるのです。
こちらもポトシ・スタイルの演奏家として代表的なグルーポ・ノルテ・ポトシ(Grupo Norte Potosí)の動画です。Norte は North なので、グループ北ポトシの意味です。前半は先住民であるケチュア族の言語、ケチュア語で、後半は公用語であるスペイン語で歌われています。
伝統的な民族衣装をまとった彼らは、アルテアガとはまた違った華やかさがあり、わたしが南米音楽へのめりこむきっかけともなった演奏家です。
ポトシ銀山へ触れたので、ついでにこちらの曲も。アルゼンチン北部生まれケーナの巨匠として、一度は名前を聞いたことがあるであろうウニャ・ラモスの『リャマの道』です。
リャマ(アルパカじゃないよ)は、南米の山岳地帯では、昔から荷運びに用いられてきた動物です。もちろん先の鉱山でも、多くのリャマが使役されました。銀塊を背にしたリャマと先住民・アフリカ人たちが、4,000m の山岳から港まで、細く隊列をなしている … そしてその銀は、スペイン銀貨としてヨーロッパを潤す。この過酷な「リャマの道」の中で、どれほどのリャマと奴隷たちの命が失われたことでしょう。
… などと考えると、日本で人気のこの曲も、個人的には「癒し系のアンデス音楽」とは、言いづらい気持ちがあります。とは言え、これはあくまで個人の「感傷」で、変な文脈を付与せずに素直に音を楽しむこともまた、音楽鑑賞には必要です。ぜひ皆さんの想像した風景、曲の感想を聞かせてください。
このあたりの大御所をポピュラーと称すると、様々な方面から怒られるなあ … と思うのですが、わかりやすさのために、ひとまずポピュラーで許してください。編成には「素朴な笛や弦楽器」もいますが、「癒し系ミュージック」とは印象を異にして、ライブハウスでガツンと殴ってくるタイプの「南米音楽」です。
日本の学生の南米音楽界隈でよく演奏されるのは、実はこのあたりです。ドラムセットにベースも入り、エレキギターがゴリゴリですが、南米の「伝統的」な音楽の要素が取り入れられています。上からボリビア・ボリビア・エクアドルのグループです。本当にボリビアばっかだね …
もしよろしければ高評価とチャンネル登録をお願いします👍👍👍は冗談ですが、ほんの少しだけでも「風と癒しの素朴な音楽」以外の一面を知っていただければ、1 ファンとしてはとても嬉しいです。
きちんと歴史的に語るのであれば、ヌエバ・カンシオンに始まり、チリ・アルゼンチン音楽、アフリカ系音楽は外せませんし、現在の南米音楽シーンでは、カルナバル音楽、キューバなどカリブ系のルンバ、コロンビアなどのクンビアにも触れる必要があります… が、今回は「イチオシの音楽について教えて!」というアドカレの趣旨に則り、どど松イチオシの音楽を最優先で挙げてみました。きっと 2024 年もこのあたりの音楽からは離れられないことでしょう…
それでは、皆さん良いお年を!
Fediverse を中心とした SNS のアカウントを無限に生やしているので、各サーバー・サービスの雰囲気を個人の感想で、まとめてみました。
※ 事実と大きく異なるなど支障がある場合は 木野どど松 へご連絡ください
サービス名称 | 登録可否 | ソフト | 個人の感想 |
---|---|---|---|
9ineverse.com | 開放 | Misskey(独自フォーク) | サブカル・ポップカルチャー寄りで、独自機能(TL)が存在します。イラストレーターをフォローしたい人や趣味の合うオタク仲間を見つけたい人におすすめ。管理者の出現頻度が高く、独自文化やカスタム絵文字が充実している。 |
BackspaceKey | 開放 | Misskey(独自フォーク) | 運営はテック系だが TL の空気はサブカル・ポップカルチャー寄りで、カオスなインターネットを楽しめます。"自分語り" が推奨されており TL 流速は速め。カスタム絵文字の量と追加速度がすごい。乗り物オタクが多めかも。 |
Bluesky(bsky.social) | 招待制 | Bluesky | ポスト Twitter 的 SNS です。使い勝手は Twitter で、雰囲気は構築する TL による。ActivityPub ではなく AT Protocol を実装している。徐々にサーバーが増えているものの登録先の選択肢としては、ほぼ bsky.social のみ。クライアントアプリが充実しており不満は特に無い。招待コードを余らせているので、誰かもらってください … |
Calckey.jp | 招待制 | Fisefish | 閉鎖予定あり。TL の流速はゆっくりめで、空気感は "おとな" 向けです。インターネットミームや差別に傷ついた人、LGBTQ+ にも居心地の良い心の拠り所となる空間。ぼんちゃん絵文字の生まれ故郷。 |
Fedibird | 招待制 | Mastodon(独自フォーク) | LTL なし。多くの独自機能を備えており Mastodon 系でありながらカスタム絵文字リアクションも使用できる。検索機能が非常に強く便利。招待制だがのえるさんが時々招待コードを発行している。 |
gensokyo.town | 招待制 | Mastodon | 東方 Project の話題に特化したサーバーです。TL の流速は遅めだがいつものメンバーがいつでも東方の話をしている実家のような安心感がある。コミケや例大祭の前後は盛り上がる。 |
開放 | - | 無限に広告が出てくる煩雑な SNS だが好きな著名人が皆ここにいるので泣く泣く使っている。 | |
Maniakey | 審査制 | Misskey | Otaku Social のひとつで、審査制のサーバーです。サブカル寄りの話題は多めだがモデレーションがしっかりしているためカオスな印象は薄く、TL はとても優しい。カスタム絵文字も充実しており推し語りをしたい人におすすめ。 |
meow | 開放 | meow | 独自開発された SNS で、さり気なく ActivityPub に対応しています(現在は負荷軽減のために停止中)。諸々開発途上だが他人のフォロワー数やいいね数などは見えず、誰からいいね・RT されたかがわからない仕様。SNS に疲れた人のための SNS。 |
Misskey.io | 開放 | Misskey(独自フォーク) | Misskey 開発陣が揃うフラッグシップサーバーのひとつです。LTL は爆速で追うのは難しいがユーザー数の多さからカスタム絵文字やチャンネルが充実している。2ch 系の賑やかでカオスなインターネットノリを楽しめる。 |
misskey をしよう | 開放 | Misskey | 雑談・日常語りができる穏やかなサーバーです。TL 流速は遅め。カスタム絵文字が程よく揃っており、初めての Fediverse や「誰かに見せるほどではないがリアクションが皆無だと少し寂しい」人におすすめ。 |
Nostr(Damus) | 開放 | Nostr | Nostr 自体は Misskey や Mastodon のようなソフト名なので、書き方としてはやや間違いがあります。Damus などのクライアントで使用することができる。特定の TL が無くリレー接続する形式で、理解が難しめなので玄人向け。一応 ActivityPub で繋がることはできる。 |
Threads | 開放 | - | Instagram や Facebook の Meta が運営する SNS です。将来 ActivityPub が実装される予定、とのこと。現状は無駄な機能や広告の無いシンプルな Instagram のような使い心地。Twitter より綺麗な画質かつ Instagram ほど煩雑でなく動画や画像を投稿できるので便利。 |
開放 | - | 焼き討ちされた故郷の村。 | |
おとうふ王国(二代目) | 招待制 | Misskey | ねむだる豆腐さんを慕う民が集まった身内用サーバー。 |
隠れ家 | 開放(制限あり) | Misskey(独自フォーク) | LTL なし。多くの独自機能を備えたサーバーです。LTL は無いがユーザー数が多いためチャンネルフォローで擬似的な LTL を体験することもできる。クイック設定からデーターセーバーをオンオフできる機能があり外出先で重宝する。 |
翡翠 SINGS | 開放 | - | 大規模な個人情報流出事件のあった株式会社 GMW(pictSQUARE など)が運営するクローズドな SNS です。リスクと興味を天秤にかけて興味が勝った。現状β版だが昔の Twitter のように使用できる。ただ、ユーザー数が少ないため使うメリットがあまり無い … |
くるっぷ | 開放 | - | 創作者向けのクローズドな SNS です。ひとつのアカウント ID で複数ユーザーを運用することができ、ジャンルごとに活動名義を分けている人などはとても便利。現在 24 時間で消えるパブリック TL が仮実装されている。 |
サマリー | 開放 | Misskey | 雑談・日常語りができる穏やかなサーバーです。TL 流速は遅めで、日本語のカスタム絵文字が無いのが特徴。リアクションメインで付かず離れずの穏やかなコミュニケーションが心地良い。SNS に疲れた人向けかも。 |
しゃふすきー | 開放 | Misskey | 社会に疲れた人々が集う "社不" 向けサーバーです。社会性を失い虚無を垂れ流したいとき、陰キャの限界ムーブを肯定してもらえる。教室の隅で息を殺していたタイプの人におすすめ。 |
タイッツー | 開放 | - | Twitter へのカウンターとしてジョークで作られた … かと思いきや意外と商売っ気のある SNS です。規約や運営自体は発展途上。パブリック TL があり大手企業も登録しているためクーポンなどが配布されることがある。 |
ちゃすきー | 開放 | Misskey | お茶が好きな人向けのサーバーです。TL は時々しか動かないが "お茶" というややニッチめな趣味を気兼ねなく語ることのできるありがたい場所。他のお茶系サーバーの投稿も RN されてくる。 |
ちらのーと | 開放 | Firefish | LTL なし。アナヒビソーシャルのひとつで、壁打ちに使えるサーバーです。Firefish の LTL なしサーバーは珍しく、隠れ家のような使用感で重宝する。他所で HTL を構築し終わった人の避暑地におすすめ。 |
つごもりの家 | 招待制 | Misskey | 晦さんを慕う民が集まった身内用サーバー。 |
㐂五亭 | 開放 | Firefish(独自フォーク) | わたしが運営するサーバーです。下品なジョークや性的・猥褻な表現、つまり下ネタを一切禁止する珍しめの規約がある。TL 流速はわたしの気分次第だが比較的ゆったりめ。人権・LGBTQ+ 関連の話題からサブカル・身内ノリまで、振れ幅は大きいが優しめの空気感にしたいと思っている。Fediverse 初心者も大歓迎。 |
春色インク | 招待制 | Misskey | 山川海ことごまさんを慕う民が集まった身内用サーバー。 |
ふぉとすきー | 招待制 | Misskey | 直近の閉鎖予定あり。カメラの話題や写真の投稿に特化したインスタンスです。スマホカメラでの写真も OK で、素敵な景色や日常の風景が投稿される穏やかな空気感。 |
みすほわいと | 招待制 | Misskey(独自フォーク) | LTL なし。招待制ではあるが既存ユーザーは月にひとつ招待コードを発行できる。また、ユーザーがカスタム絵文字を自由に追加できるのが特徴。他所で HTL を構築し終わった人におすすめ。 |
皆尽村 | 開放 | Firefish(独自フォーク) | 因習村を謳っているがホラー要素はあまり無く、サブカルやインターネットミームの話題が多い賑やかなサーバーです。特に日本語系カスタム絵文字の量が多く、ライセンス管理もしっかりされていて安心感がある。 |
めいすきー | 招待制 | Misskey(独自フォーク) | 大昔の Misskey(v10 系)をメンテして使い続けている稀少なサーバーです。招待制だがほぼ開放状態。流速は速くないが投稿内容に応じて BOT やお淑やかなめいめいさんが優しいリアクションをつけてくれる。 |
もこきー | 招待制 | Calckey(独自フォーク) | Calckey(Firefish の前身) にゴリゴリの改造が施されたサーバーです。招待制ではあるが既存ユーザーは招待コードを発行できる。様々な機能が独自実装されており設定が楽しい。TL 流速は楽しく追える程度で、音ゲーの話題が多め。 |
もふもふクラブ | 開放 | Misskey(独自フォーク) | LTL なし。隠れ家のフォークを利用したサーバーです。登録から 30 日以内は LTL がオンになる、という独自仕様により、初めて Fediverse を使う人でもリアクションを体験したり HTL を構築しやすい。 |
リアクションするだけのお仕事 | 開放 | Misskey | 無停止アップデート環境が構築されており、最新版の Misskey をいち早く体験できるサーバーです。TL はほぼゆばさんの個人サーバーだが、カスタム絵文字が多く、リアクションシューティングに専念できる。 |
りんごぱい | 開放 | Misskey(独自フォーク) | 程良い人数が程良く TL を動かす、賑やかだが激しくないサーバーです。稀に LTL で祭りが発生する程良い身内感も Fediverse 初心者におすすめ。しろぷよ絵文字の原産地で、可愛いリアクションをつけてもらえる。 |
腋すきー | 招待制 | Misskey | くろのすけさんを慕う民が集まった身内向けサーバーです。R-18 と Blobcat の話題が多め。 |
以前アカウントを持っていたサーバーの一覧
(当時の感想なので、現在は色々と異なるかもです)
サービス名称 | 登録可否 | ソフト | 個人の感想 |
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misskey.cloud | 開放 | Misskey | LTL なし。Fedibird ののえるさんが運営する壁打ち向けサーバーです。カスタム絵文字も適度にあり最新版 Misskey を LTL なしで使用できます。アカウント削除機能を試してみたくて爆破 … |
mstdn.jp | 開放 | Mastodon | 日本語話者向けの Mastodon サーバーの最大手のひとつです。LTL 流速はかなり速く、玉石混淆気味にヘイトやセンシティブ画像もそれなりに流れてくるのでやや注意。友人のサーバーへの引越し機能を試してみたくて爆破 … |
シュリンピア帝国 | 開放 | Misskey | るちか皇帝の独裁によって治められている帝国系サーバーです。TL 流速はやや速めで、Discord など Misskey 外での交流も盛んで賑やかな空気感。引越し機能を試そうとして誤って爆破 … |
のえすきー | 招待制 | Misskey | Fedibird ののえるさんが運営するサーバーです。最新版のバニラ Misskey を LTL ありで試してみたい人におすすめ。独自文化がよく生まれ既存ユーザーによる自治がしっかりしている。引越し機能を試してみたくて爆破 … |
みかんぱい | 開放 | Firefish | りんごぱいのりんごてぃー さんが運営する Firefish のサーバーです。TL 流速は穏やかでゆったりめ。おすすめ TL にりんごぱいが入っているためフォロー相手を探すこともでき、Fediverse 初心者におすすめ。Calckey の頃に引越し機能を試してみたくて爆破 … |
サーバーやサービスは無くなったが面白かったもの
サービス名称 | 登録可否 | ソフト | 個人の感想 |
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Red Planet Labs | - | Mastodon(Rama) | Rama という新しいプログラミングプラットフォームの実験場でした。Twitter 規模の Mastodon サーバーを 1/100 のコードで実現していて、性能実験のために恐らく数万近くの BOT が動いていた。Rama の開発は継続中だが Mastodon サーバーはサービス終了済み。 |
T2 Social | - | - | Twitter の次、として T2 と名付けられたプロジェクトでした。黎明期の "牧歌的な Twitter" を取り戻すための SNS で、クローズドだがオープンチャットのような和気藹々とした雰囲気があった。言論統制がやや強め。サービス終了済み。 |